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2014年 09月 26日
三十歳最初の文章
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 三十歳になったのだけど、その実感はあまりありません。ただ、タイミングというのもあるので、近年の活動を中心に少し振り返って文章にしたいと思います。三十歳最初の文章として、記します。
 これまでの時間を振り返ってみると、すごく進む時期とそうではない時期を繰り返しているように思います。その繰り返しの中、あがき、ときにジャンプしながら、その時間を行く中で、それは何年何年と経っているので、気付けば歳は増えているわけです。高校を終えるまではもっと平らでした。二十代の時間は、このような起伏を持ったイメージで進みました。
 その中の一つの波のことです。それは何度もあった波のひとつ。でも近年を測るとその波は重要なこと。その時期は、時間が極端に足りず、少し前が見づらくなっていたときでした。仕事の落ち着きの中その時期が終わり、2013年の夏、そして秋に、広島県尾道市の瀬戸田地区、生口島にてプロジェクトを行いました。
 夏の活動は、大きなひとくくりのイベントがあり、その中の一存在として僕に何ができるか、というものでした。形成途中のイベントの中、人と出会います。当時今以上にヒゲもじゃの僕は、最初、進みにくいコミュニケーションに出会うときがありました。でもそのときに、作品集を取り出し、小さな鉛筆ゴブリンの入ったケースを取り出し、見てもらい、反応をいただき、その後の関係がどんどん理解へと進むことがありました。程度はあったと思うのですが、そのことはその島での僕という存在を示すために、とても大切なことだったのです。この夏の島での活動では、僕は何者か、ということを見つめながら時間を過ごしていたような気がします。
 僕は、僕だけで僕である。僕は、作品ととともにあって僕である。このふたつのことは同じ。ただ作品や活動とともに僕を見ることは僕の理解への近道だということ。でも僕がつくらないにしても、僕の延長線上には僕しかいなく、理解の先には辿り着くということ。このように思考が回った背景には、それまでの時間の無かった時期にしぼんでいた思考が開放されたこともあったのだと思います。
 瀬戸田との関わりは続き、10月には耕三寺博物館からのお誘いをいただき、ゴブリンメインの活動を行いました。島中に巨大ゴブリンのインスタレーション作品を設置しました。その時に興味深かったことは、プロジェクトが進むにつれて、僕という存在が透明になってきた気がしたこと。透明だけど、ネガティブじゃない感じ。言い出した僕についてきてくれた仲間が、鈍足な僕を追い越して前に行き、舵を力強く握ってくれていたイメージ。僕も走ったけど、仲間の力は強く、頼もしいものでした。作品がかたちになったということは、確かにそのとき皆の力が合わさった証拠だと思います。そういった瞬間瞬間がとても愛おしいです。瞬間を永遠と感じることがあります。博物館に残していった倉庫ゴブリンは、一年経ってパーツを付け替え、また新しい表情を持ったそうです。今度は、僕は確かにその場にはいませんでした。昨年の瀬戸田での一連の関わりは、僕にとってのまた一つのジャンプでした。近年の活動の中での大切なジャンプ。
 そのジャンプで浮いたからだはまだ浮いているよう。今年は筑波大学の学生に本当にたくさん助けられながらつくっています。彼らがいなければ成り立っていないプロジェクトは多々。ゴブリンは僕の側にはあるけど、僕のものではないという考えを持つようになっています。2005年に「ガッコーゴブリン」をつくったときには気づいていませんでした。2010年に島根県雲南市塩田地区につくった山ゴブリン、川ゴブリンのことも考えます。小学校の裏のその山に見守られながら育った人々、日々その川のせせらぎを聞きながら生活する人々の側に表したゴブリンを、住んでいる人々以上に僕が思い入れているでしょうか。表現に着目すれば僕の思い入れは強いですが、その物々の本質への思いはかなわないのではないでしょうか。ゴブリンは、その場や物にピントを合わせ、気持ちを確認する架け橋となる存在とも言えるのかもしれません。そのことは、今年の7月に行った酒直小学校のタイヤゴブリン等の校庭ゴブリンでもそう。明確な思考とはなっていないかもしれませんが、感覚的にでも子ども達に伝わっていてほしい。閉校となる小学校を、いつもよりぐっと見つめてあげたことに、きっと学校は喜んでいるよ。
 また、ゴブリン制作の中には要素がいくつかあり、その程度のバランスは各プロジェクトで異なります。7月に筑波メディカルセンター病院の壁画「さくらゴブリン」は、その比重が対象となる物々の本質というよりは、作品を介在したコミュニケーションに寄っているものです。この点は、2009年の「ゴブリン博士の病院ゴブリン」で僕に降り注いだもの。ガッコーゴブリンで始まったゴブリン制作のステージは、病院ゴブリンで次へと上がりました。そのための軸となった要素が、コミュニケーションです。その後思うことなのですが、考えてみればガッコーゴブリンでも展示会期中は観覧者とのコミュニケーションに溢れていました。そして、その学校での展示中、一人の子どもが僕をこう名付けて呼んでくれました。「ゴブリン博士」と。
 まとまっていない部分がありますし、これから考えが変わっていく部分もあるかもしれませんが、三十歳になった僕が、今、思っていることです。2005年よりも、2009年よりも、このゴブリン制作活動のことが分かってきていると思います。またこれから先、もっと分かっていくのかもしれません。三十歳になる直前に、イギリスでも活動を行うことができました。活動の場ももっと広がっていくのかもしれません。
 たくさんのお祝いのお言葉ありがとうございました!お祝いの会もみんなありがとう!写真は、酒直小学校のゴブリンと僕です。
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by konakadaichi | 2014-09-26 23:43 | ≪日々のできごと・思ったこと≫ | Comments(0)
2014年 09月 16日
ロンドンの空の青
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ロンドンの空の青。

こちらは日本より日が長いよう。
イギリス最後の夜です。
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by konakadaichi | 2014-09-16 04:36 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 15日
イギリスの空ゴブリン
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病院でのゴブリン制作活動最終日を終えて、ホテルに帰ってきました。
帰ってきてからすぐにやったことは、空ゴブリンづくり。
時間が足りなく、病院では空ゴブリンのワークショップができなかったので、気持ちの高ぶりが冷めない内に、帰ってきてからすぐに空を見てイメージし、制作し、撮影しました。
最後にひとりの時間の中でゴブリンがつくれたことは、わるくないことだったのかもしれません。
胸の高ぶりが目頭にのぼります。

イギリスの空が、ゴブリンとなりました。


参加していただいたみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
国を越えても、ゴブリンはいきいきとしていました!
ゴブリンのかたちは日本のものと大差なかったことは発見です。
歓迎する反応をいただいたことも、自信となりました。

やはりまだまだゴブリンと呼ぶ作品は興味深く、僕を魅了し続けています。
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by konakadaichi | 2014-09-15 01:28 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 15日
たくさんの笑顔
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目鼻口をからだにつけるワークショップ、患者さん職員さんなどたくさんの人に参加していただき、盛況のもと終了しました!
たくさんの笑顔をいただきました!!!
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by konakadaichi | 2014-09-15 00:29 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 14日
GET WELL SOON(お大事に)
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今日は、マスキングテープでゴブリンを描きました。

病院のエントランスを中心に、現地の学生やスタッフと一緒に制作しました。
最初のミーティングで簡単なゴブリンレクチャーを行い、そして結成!「チームゴブリン!」
意図はたしかに伝わっていて、最初は病院のもののゴブリンから始まり、自由なテーマのゴブリンに移っていきながら、エントランスのガラスや白い壁面はゴブリン達でいっぱいになりました!
時間が進むにつれて、メンバーが世界に入っていくことを感じました。
通りかかるたくさんの人が反応してくれて、声をかけてくれる人もいました!
こちらからご挨拶して、そこから始まるコミュニケーションもありました。
参加してくれたお子さんもいました!

一日中制作したわけではないのに、エントランスは花火が広がったようにカラフルな色でいっぱいになりました。
僕ひとりではできないものです。
参加者の力が大きい。
エントランスという場所の力もあったのかもしれません。
僕は最初の方向を指し、それを参加者が進め、さらに広げてくれる、それが今の僕のワークショップのかたち。
僕をぐんとひっぱっていくほどのパワーを感じることもあります。
人の気持ちは大きいです。
終盤にはメンバーが、「お大事に」という意味の「GET WELL SOON」を壁面に描きました。
大丈夫なんだ、思いました。


そんなことを思う、ノウリッチの夜。
でもまだやりたいことがある!
明日は、日本で大学生に協力してつくってもらったアイテムを使ったワークショップを行う予定です。
いつもありがとう!つないでいくよ!
がんばりまーす!!
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by konakadaichi | 2014-09-14 05:55 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 13日
池ゴブリン完成!
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池ゴブリン、ノウリッチに現れました!

今日の制作で完成。
病院スタッフの方や現地に住んでいる日本人の方、また中学生の男の子にも手伝ってもらいました。
目が風で飛んだときは、小さな男の子が追いかけて取ってきてくれました。
最後に口の形に試行錯誤しているときには、車椅子に乗っている男性の方に、重りを沈めて固定すればいいよとアドバイスをいただきました。
最後は大慌てでしたが、なんとか完成させることができました。
出来上がって撮影していると、なんだ?と見ている人がいたので、アイ!アイ!ティース!と言うと、フェイス!と理解して笑ってもらえました。

最初のゴブリンが完成し、少し安心しています。
が、明日もやりたいことがある!
がんばりまーす!!
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by konakadaichi | 2014-09-13 07:35 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 12日
いよいよ
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イギリス滞在報告です。
到着から数日はロンドンに滞在し、昨日ノウリッチに移動しました。
今日は、活動の舞台となる、Norfolk and Norwich University Hospital(NNUH)に行き、病院のみなさまにご挨拶し、作品を紹介して、打ち合わせ。
ちょこちょこ挑戦する日常の中での会話は難しいのですが、作品についての会話は不思議!言葉がずっと伝わっていると思います!ファイルを開き、小さな作品を並べ、とても気持ちの高ぶった時間でした!

いよいよ始まりました!
まずは池の下見から!
スケッチしてイメージ!!
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by konakadaichi | 2014-09-12 07:28 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 09日
モンキートイ
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イギリス初日の晩は、レストランでモンキートイに出会いました。
この中にはアイスが入ってる予定が、、?マスターにユーモアを見せられました!

初めてのこと、できないことの連続です。
街を歩きながら、多くのことを知らなかった、小さな子どもの頃を想像していました。
とても貴重な時間の中にいると思います。
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by konakadaichi | 2014-09-09 17:24 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)
2014年 09月 08日
イギリスでゴブリン
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今日からイギリスに行ってきます。
ノウリッジにて、ワークショップを中心としたゴブリン制作を行います。

展示詳細は下記ウェブサイトより。
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~artsinhospital/?p=332

海外での制作活動は初めて!
がんばって来ます!!
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by konakadaichi | 2014-09-08 10:01 |  Goblins Everywhere! | Comments(0)