何年前だろう、4年前くらいかな。
友達から、このブログに載せてた絵の中で、これがいい!あとこれもいいかな、なんて感想をもらったことがあった。
作品のリアクションっていろんな人からいろんなものをもらうんだけど、その中でも印象に残るものってあって。
その友達からの感想も、なぜだか印象に残ってた。
それらの絵はどれも時間をかけたものではなくて。
ラインはあらい。
おもしろい語りが込められている訳でもない。
なんでいいんかなって少し考えて、それ以上は考えなかった。
それから時間が経って最近、今作っている作品の絵を描いている中で、ラインを模索する中で、快適な形に出会った。
その時、その以前いいって言われた絵のことを思い出した。
時間を越えて、その表現は重なったように思えた。
前に分からなかったことが、少し分かった気がした。
だけどその形の先にも、不明確なこと、後に分かること、不明確のままでいいこと、いろいろあるのだろう。
分かった先に分からないことがあり、その先分かったことの先にもまた分からないことがあるのだろう。
枝分かれした根っこのような形が頭に浮かぶ。
その永遠にも思える根っこを想像し、絶望し、ストップをかけることは簡単だ。
ストップをかけることが間違っている訳ではない。
だけど時には休みながら、時にはワープしながら、スキップする時間なんかも持ちながら、僕はこの道の上にいたい。
そうだ!気持ちはきっとその道の上に吹く強い追い風なんだ。