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2012年 06月 24日
北条小学校の子どもたちと「竜の子ゴブリン」をつくりました
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5月6日、つくば市の主に北条地区にて竜巻が発生しました。
その日僕は都内に出ており、その知らせを聞いたときにはぞっとしました。
北条では一昨年の山麓秋祭りで制作活動をさせていただいたことがありました。
また、たまたま前々日の5月4日には北条の街を訪れていたということもありました。

絵の仕事の締め切り時期で、直後は動けませんでした。
発生の翌々日、北条地区で活動するまちづくりサークル、「チームごじゃっぺ」からの手伝い募集の呼びかけを目にし、その日北条に入りました。
僕は「矢中の杜」と呼ばれる建物の復旧作業を手伝いました。
手伝い後、破損がひどい建物が壊される場に遭遇しました。
集まった人たちの中、涙を流しながらその光景を見つめる人を見ました。

バス停まで歩く帰り道、道に落ちている瓦などのがれきのかけらを見て表現の可能性を感じ、少し拾って帰りました。
後日そのかけらに目鼻を描いた作品を作り、知人に託し、災害後の主に情報共有を目的に立ち上げられた「北条街かど新聞」のメンバーの方々に見てもらいました。
話し合いは盛り上がったそうで、この表現で何かしたいという動きが起こりました。

その後の打ち合せで、7月7日に行うプチイベント「復興!北条七夕」で完成となるモニュメントを作ろうということとなりました。
またメンバーで話し合い、この作品を「竜の子ゴブリン」と呼ぶこととしました。
そして、北条小学校にご協力いただき、授業の中で子どもたちが竜の子ゴブリンを作る時間をいただきました。
今週火曜から金曜日までの四日間通い、計6回の授業を行いました。
全校生徒およそ200人の子どもたちがつくった竜の子ゴブリンは、横向きの破れ障子に接着していきました。
一年生の大胆さ、三年生の発想力、六年生の器用さなど、歳の違いによる表現の違いや子ども達の雰囲気の違いを感じました。
密になった竜の子ゴブリン達、なかなかの見応えです。


北条のたかぼんさんに竜の子ゴブリンについてブログで紹介していただきました。
その中の言葉を、引用させていただきます。

“竜巻ではいろんなものが風で巻き上げられて飛んで来ました。特に瓦のかけらなどが多くて、屋根を壊したり、窓ガラスを割ったり、人を傷つけたりしました。
でも、彼らが悪いのではありません。彼らも被害者です。本来あったところから無理矢理引き離され、壊され、遠くまで連れ去られたのです。
そんな彼らに命を吹き込み、一緒に北条の復興を祈願しよう、という意気込みの結実が「竜の子ゴブリン」なんです。”


僕はこの言葉を読み、僕にはこれ以上の言葉は書けないと思いました。
僕は北条で被災した当事者ではありません。
外から入ってきた僕が、この場所で力になれることはきっと限られています。
でもそこに、北条に住んでいたり関わっていたりする人たちの協力があったり、参加があったり、意識してもらえることだけでも、表現はまた力を持ち得ると思います。
作品への僕の気持ちをくみ取り広げてくれた北条のたかぼんさんのこの言葉には、大きな意味を感じました。

作品はほぼ出来上がっていますが、細かな仕上げと設置方法の検討を行い、7月7日の「復興!北条七夕」にて完成させ正式に街に飾る予定です。

上記転載元、たかぼんさんのブログです。一昨年の活動にも触れていただいています。
『たかぼんのつくば市北条古民家暮らし』 http://taka4027.exblog.jp/18466892/

北条街かど新聞のメンバー、矢中の杜のminaさんにレポートしていただきました。
『“矢中の杜”の守り人ブログ』 http://yanakanomori.tsukuba.ch/


北条小学校での授業時の写真です。
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by konakadaichi | 2012-06-24 13:17 |  竜の子ゴブリン | Comments(0)


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